米国の「Siri」ユーザーは、同アプリケーションが2011年にリリースされて以来、位置情報ベースの各種サービスにアクセスしてきた。この機能は世界の他の地域でも同じように使えるわけではなかった。だが新しい報道によると、「iOS 6」ではこうした状況が変わるという。
米国外に住む複数のiOS 6ユーザーから米国時間6月14日、redditへの投稿で、Siriを使って位置情報ベースのサービスを試したところ動作したとの報告があった。近所のレストランを探したりガソリンスタンドを見つけたりできたという。Cult of MacのKillian Bell氏はこれらの報告を確認し、英国でiOS 6を使って試してみたと書いている。ただし、期待したほど正確ではなかったという。
米国外でもこの機能が使えるようになることについては11日、Appleの基調講演におけるiOS 6の説明において、Siriに追加される複数の機能の1つとして短く言及された。この新たな機能は、秋にiOS 6が一般リリースされるとともに利用できるようになるが、開発者に対してはこの4日間、利用可能となっていた。
現在のところ、位置情報ベースのサービスを利用できると報告してきたのは英国とオーストラリアに住んでいるユーザーだけだ。Appleは6月11日にWorldwide Developers Conference(WWDC)2012でiOS 6を発表し、Siriの更新版は「世界15カ国向けに最適化され」て、さらに多くの言語を理解できるようになったとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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