Appleが、混み合ったバーにいるときや会議の最中に「iPhone」にかかってきた電話に対応するためのソリューションを考案したことが特許出願書類から分かった。
Patently Appleは米国時間5月12日、Appleが出願した複数の要素で構成されるソリューションについて伝えた。それによると、iPhoneで音声テキスト変換技術やテキスト音声変換技術を利用することで、周囲がうるさい場合やすぐに電話にでることができない場合でもより簡単に通信できるようにするという。
出願された特許では、マイクで室内の環境騒音レベルを監視し、電話のディスプレイ上の騒音計に表示する。騒音が一定のレベルに達しているときに電話がかかってきた場合、ユーザーは、テキスト音声変換、通常のテキスト、あらかじめ録音されたメッセージ、ボイスメールなど、いくつかのオプションから選んで応答できる。
内蔵のテキスト音声変換ツールが、テキストを音声に自動変換して伝える。向こうが音声で応答すると、相手の音声がテキストに変換されて戻ってくる、といった具合だ。
今回の特許は、Baptiste Paquier氏、Aram Lindahl氏、Phillip Tamchina氏が発明者となっている。
Appleは、ソフトウェアメーカーSiriの買収により、強化された音声認識ソフトを「iOS」の今後のバージョンに統合しようとしていると見られている。
ごく最近Appleは、音声コントロールソフトウェアのメーカーNuanceと提携し、「iOS 5」向けの音声ソフトを提供しようとしていると報じられている。iOS 5は、数週間後にサンフランシスコで開催予定のWorldwide Developers Conference(WWDC)で発表されると予想されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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