Kayak SoftwareがついにIPOを実施することになった。
オンライン旅行会社のKayak Softwareは米国時間7月9日、監督官庁に書類を提出し、新規株式公開(IPO)実施の意向を表明した。同社は1株当たりの株価を22~25ドルに想定し、350万株を売りに出すことで最大8750万ドルの調達を目指している。なお、同社の株式はNASDAQ市場に公開され、銘柄コードは「KYAK」となる予定である。
Kayak Softwareは2010年にもIPOの申請書類を提出していたものの、2012年5月の戦没者追悼記念日の前後に予定されていた潜在的投資家との会合が、同社幹部らの意向によって中止となった後、棚上げ状態になっていた。同社幹部らは、Facebookの株価がIPOから数週間も経たないうちに急落したことで、Facebookと同様にインターネットを基盤とする同社のIPOに対して投資家たちが二の足を踏むのではないかという懸念を抱いたのだと伝えられている。
Kayak Softwareは7月19日に公募価格を発表する予定だ。
同社の売上高は2010年の1億7070万ドルから、2011年には2億2450万ドルへと伸びている。また2011年の利益は970万ドルとなっている。
今回のIPOではMorgan StanleyとDeutsche Bank Securitiesが引受主幹事を務めることになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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