シャープではソフトバンク夏モデルとして計5機種を開発。スマートフォンは、「PANTONE 5 107SH」のほか、約4.7インチのHD液晶を搭載した「AQUOS PHONE Xx SoftBank 106SH」、ULTRA SPEED対応の「AQUOS PHONE SoftBank 102SHII」の3機種をラインアップ。
フィーチャーフォンは、上質デザインが特長の防水ケータイ「THE PREMIUM9 WATERPROOF SoftBank 109SH」と、通話機能が進化したシニア向け「かんたん携帯 SoftBank 108SH」の2機種をラインアップしている。
ハイエンドモデルとなるAQUOS PHONE Xxは、ソフトバンク向けとして初めて省エネ設計のS-CG Silicon液晶システムを採用したスマートフォン。液晶の透過率を改善したことで画面の輝度が従来の約2倍明るく鮮明になったほか、バックライトコントロール処理などによって、省電力化を実現している。
さらに液晶にメモリを内蔵しており、静止画表示時はCPUからの画像伝達を停止することでバッテリ消費を抑えることに成功したという。開発を担当したシャープ 通信システム事業本部 グローバル商品開発センター プロダクト企画部 係長の澤近京一郎氏は、「綺麗な液晶、でも低消費電力というところをしっかりユーザーに伝えていきたい」と意気込む。
また、新機能として「どこでもコピー/コピー履歴SH」を搭載。コピーしたい箇所をタッチまたは指で囲むだけで簡単にテキストをコピーできるようになった。この機能は、OCR技術(文字認識技術)を活用しているため、画像内の文字などもテキストで抽出できるという。
このほか、夏モデルではすべてのスマートフォンにシャープ独自のユーザーインターフェース「Feel UX」が搭載されている。アプリをランチャー形式で一覧表示するアプリケーションシート、アプリウィジェットを配置するウィジェットシート、アプリやショートカットを自由に配置できるショートカットシートによって構成されており、直感的に操作できるUIとなっている。
「Android OSはどんどん進化しているが、では100%それが使いやすいかということは、メーカーとしてしっかり考えないといけないと思っている。通常のAndroid端末では、まず電源を入れて、ロック画面を外して、ホーム画面、アプリランチャーと進むがやはり階層化されている。そこをどうやってフラットにしていくか、アクセスしやすさを追求するかということについて、(Feel UXで)我々なりの“解”ができたと思っている」(林氏)
夏モデルではフィーチャーフォンも2機種開発している。林氏は「スマートフォンへの移行は進んでいるが、まだまだフィーチャーフォンには底堅いニーズがある。そこに対してはシャープとして、端末を作る責任は当然ある」とコメント。スマートフォンに注力する一方で、フィーチャーフォンについても、顧客のニーズをくみ取りながら、引き続きサポートしていきたいとした。
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