ソフトバンク、“プラチナ電波”対応の夏モデル9機種

　ソフトバンクモバイルは5月29日、2012年夏モデルとなる新商品9機種を発表した。スマートフォン4機種、フィーチャーフォン3機種、モバイルWi-Fiルータ2機種のラインアップとなっており、すべてのスマートフォンとフィーチャーフォンが、7月25日から開始予定の900MHz帯サービスに対応する。

　スマートフォンは、シャープ製「AQUOS PHONE Xx 106SH」、富士通モバイルコミュニケーションズ製「ARROWS A SoftBank 101F」、シャープ製「PANTONE 5 107SH」、シャープ製「AQUOS PHONE SoftBank 102SHII」の4機種が発表された。

独自UI搭載モデルや放射線測定スマホ

　AQUOS PHONE Xxは、約4.7インチの大画面液晶を搭載。ディスプレイに「スーパーCGSilicon」液晶システムと「SVエンジンⅢ」を採用したことで、自然な色合いを再現している。また、1.5GHzのデュアルコアCPUや、シャープ独自の新UI「Feel UX」も搭載している。

　ARROWS Aは、背面のセンサーを指でなぞるだけで簡単に画面ロックを解除できる「スマート指紋センサー」を搭載したスマートフォン。高い追従性でストレスなく操作ができる「サクサクタッチパネル」を採用したほか、「スーパーはっきりボイス3」「スーパーダブルマイク」機能などを搭載し音声品質にもこだわった。

　PANTONE 5は、8色と豊富なカラーバリエーションが特徴のスマートフォン。手になじむラウンドフォルムデザインを採用し、シャープの独自UI「Feel UX」も搭載。さらに、自宅や公園など気になる場所の放射線量を簡単に測定できる放射線測定機能を標準で搭載した。

　AQUOS PHONE（102SHII）は、バッテリー消費を抑えられる「エコ技」機能を搭載したスマートフォン。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信など日本ではお馴染みの機能を揃えたほか、撮影した映像や写真を液晶テレビAQUOSで楽しめる「スマートファミリンク」にも対応した。

かんたん携帯に新モデル、4G対応ルータも

　フィーチャーフォンでは、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製「COLOR LIFE 3 SoftBank 103P」、シャープ製「かんたん携帯 SoftBank 108SH」、シャープ製「THE PREMIUM9 SoftBank 109SH」の3機種が発表された。

　COLOR LIFE 3は、上質な8色カラーと使いやすいフォルムデザインを採用。600時間の長時間待ち受けが可能となっている。かんたん携帯は、通話時にさらにはっきり聞こえやすくなった新機能「トリプルくっきりトーク」を搭載。THE PREMIUM9は、高級感漂うデザインを採用し、防水・防じんにも対応している。

　モバイルWi-Fiルータは、高速通信サービス「SoftBank 4G」に対応した「SoftBank 102HW」と「SoftBank 102Z」の2機種を発表。102HWは下り最大110Mbpsの、102Zは下り最大76Mbpsの高速データ通信が可能になる。いずれも公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」に対応する。

■製品写真
写真で見るソフトバンク＆ウィルコム夏モデル--放射線測定機能やデュアル方式も

◆ソフトバンクモバイル2012年夏モデル発表機種
独自UI搭載の大画面スマホ「AQUOS PHONE Xx」
指紋でロックを解除できる「ARROWS A」
放射線も測定できるカラフルスマホ「PANTONE 5」--ソフトバンク夏モデル
孫正義氏「やりましょう」とすぐに言えなかった--放射線測定付きスマホへの思い

◆ウィルコム2012年夏モデル発表機種
PHS×3G方式の通話し放題スマホ「DIGNO DUAL」
「PANTONE」ケータイがウィルコムから登場--7色展開で8月発売
上質デザインのシニア向けPHS「Casablanca」

◇ドコモとauの2012年夏モデル
NTTドコモ2012年夏モデル--16機種全スマホにAndroid 4.0を搭載、タブレットなども
スマホはすべて「Android 4.0」--au夏モデル10機種が発表