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Zynga、APIや「Zynga with Friends」を新ゲームとともに発表

Dan Farber (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年06月27日 07時54分
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 サンフランシスコ発--Facebookが地球を植民地化し、自社ソーシャルネットワークのために無数の人々にアプローチする一方で、ソーシャルゲーム企業Zyngaはその跡をたどってきた。ポーカーゲームを擁して2007年7月1日に創業したZyngaだが、Facebookの第1四半期売上高の約15%に貢献し、また自らの年間売上高も10億ドル以上にも達するようになっている。

 しかし、最近では、Zyngaの株価は下落し、投資家らはマイナスのフリーキャッシュフローやFacebookに対する依存度の高さに懸念を示している。株価は、2011年12月のIPO価格10ドルを下回っており、AppDataは、Zyngaの月間アクティブユーザーの成長が鈍化していると報告している。

 そんな状況のZyngaの創設者兼最高経営責任者(CEO)であるMark Pincus氏は米国時間6月26日、当地にある本社で開催されたイベント「Zynga Unleashed」において、Zyngaの事業の将来に関する認識を変えようと試みた。

 Pincus氏は、「ゲームを通じて人々を結びつけるために、さらに取り組んでゆく必要がある」と述べ、「ゲームプレーを通じたリアルなソーシャルバリューを提供する約束を果たせれば、それなしで生きることを想像できないほどの価値あるアクティビティになる」と続けた。

 Zyngaは、デイリーユーザー6500万人およびモバイルユーザー2200万人を含む2億9200万人ものユーザーを抱え、多数のアクティビティを生成している。Pincus氏は、Zyngaのゲームの世界において1分間に発生する単語ゲームの語は6万4000語、描画される画像は4万3000枚、ポーカーの手は3万8000手、開封される友人からの贈り物は25万件、ゲームのターンは14万回、チャット回数は5000回以上であると説明した。さらに、Zyngaでは、過去3年間のプレー時間が1兆8000億分間にのぼり、毎秒100万のプレーヤーアクティビティ、1日当たり28億件のソーシャルインタラクションが発生している。Zyngaが最近になって買収したDraw Somethingは投稿画像が10億枚に間もなく達しようとしている。

Zynga Matching with Friends
Zynga Matching with Friends

 Pincus氏は、Zyngaの成長は、新しいジャンルのゲーム、よりモバイルを重視した取り組み、マルチプレーヤーゲームといったより多数のプレイ次元によってもたらされると述べた。同社は、人気の高い「with Friends」シリーズの新しいカラーマッチングのパズルゲームである「Matching with Friends」と、カジノゲーム「Zynga Elite Slots」をリリースした。Zynga Elite Slotsでは、友人らが互いの戦利品を共有することができ、多様なキャラクターやシーンが登場する。Zyngaの新しいウェブアーケードゲーム「Ruby Blast」は、スマートフォンおよびタブレット向けに2012年中に提供開始される予定である。

 製品開発担当シニアバイスプレジデントを務めるMark Skaggs氏は、新しいゲーム「Ville」を発表した。Villeは、人気の高いEAの人生シミュレーションシリーズ「Sims」に似たゲームである。

The Ville
The Ville

 またZyngaは、「ChefVille」を披露した。同ゲームにおいてプレーヤーは、レストランをデザインし、レシピの料理を作り、客に料理を出し、エンターテインメントを提供できる。レシピをマスターすると、報奨として実際のレシピがもらえる。

ChefVille
ChefVille

 Pincus氏は、「FarmVille 2」のプレビュー版を披露した。Zyngaによる市場における地位確立に貢献したオリジナル版のアップデートである。

 Zyngaは、新しい「Zynga API」によって、特にモバイルにおいて同社のゲームのコレクションを拡大したいと考えている。サードパーティーはZynga APIを利用することにより、同社のソーシャルプラットフォーム上でゲームを開発することができるようになる。また同社は、「Zynga Partners for Mobile」を立ち上げた。これは、Facebookとは独立した、Zyngaのエコシステムおよびソーシャルネットワークにさらに多くの開発者を取り込むための手段である。AtariはZynga Partners for Mobileに加盟し、同プラットフォーム向けのゲームを発表する予定である。

 またZynga は、「Zynga with Friends」も立ち上げる計画である。Zynga with Friendsは、統一されたネットワーク、かつ、強化されたソーシャルロビーで、ソーシャルストリーム、グループチャット、マルチプレーヤーゲーム、およびソーシャルマッチングを提供するとゼネラルマネージャーを務めるManual Bronstein氏は述べた。

ZyngaのCEOであるMark Pincus氏<br />
提供:Rafe Needleman/CNET
ZyngaのCEOであるMark Pincus氏
提供:Rafe Needleman/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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