「Kindle」の次のハードウェアはどのようなものになるのだろうか?
Amazonは、第2世代「Kindle Fire」を2012年夏に発表し、発表イベントを米国時間7月31日に開催する予定であるという情報を、米CNETが信頼できる情報筋から入手した。
日時は確認できていないが、新しいKindleが近々発売されるといううわさはかなり多く出回っている。最も新しいものでは、DigiTimesが、Amazonは「第3四半期初頭に」、1280×800ピクセルというこれまでよりも高い解像度のディスプレイを搭載する新しい199ドルの7インチタブレットの「発売を検討中」であると報じている。
DigiTimesの同記事では、「上流工程のサプライチェーン」というお馴染みの情報筋らの話として、Amazonが現行のKindle Fireの価格を149ドルに引き下げる予定だと述べている。また同記事では、長い間うわさになっているAmazonのより大きなタブレットはいまだ保留中だが、照明を搭載したE-Ink採用の新しいKindleが、「Kindle Fire 2」(という名称になるとは限らないが)とともにリリースされる予定であるとも予測している。
われわれの情報筋は、より高解像度のディスプレイについては触れなかったが、新しいタブレットにはカメラと物理的な音量制御ボタンが搭載される予定であると述べた(Kindle Fireに画面上の音量制御しかないことに多くのユーザーから不満が寄せられていた)。
Bluetoothに対応するかどうか、どのプロセッサが搭載されるか、内蔵メモリ8Gバイトで拡張機能なしという仕様をAmazonがそのまま維持するかについては、何も情報が得られていない。また、Amazonがうわさされているとおりに、広告でサポートされる「Special Offers」版によって新しいKindle Fireのコストを補うつもりなのかどうかも興味深い点である。
その他の情報筋らによる話では、Amazonは、機能の追加とともにデザインと性能を改良するがほぼ同程度の価格を維持するという、Appleに似たアップグレード経路をたどるつもりのようである。例えば、AmazonがE-Ink採用の電子書籍端末を79ドル未満で提供することはなく(現行のエントリーレベルのKindleは79ドルで販売されている)、既存の79ドルのKindleを単に改良することになると予想される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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