Appleは米国時間6月11日、World Wide Developers Conference(WWDC)で同社の新しい「Maps」アプリケーションを発表したが、同社のデフォルトの地図アプリケーションとしてGoogleを使用するのを止める一方で、新しいデータ源を明らかにしていなかった。
現在、TomTomが新しい同アプリケーションの主要なプロバイダーの1つであるという情報が得られている。Engadgetは匿名の情報筋から、「iOS 6」のデベロッパーベータ版を搭載する「iPhone 4S」上で動作する同アプリケーションを示す「リークされた」スクリーンショットと、TomTomの著作権表示のスクリーンショットを入手した。
TomTomの関係者はEngadgetに対し、同社は「地図とその関連情報について、Appleとグローバルな契約を交わした」と述べた。その数時間後にTomTomは、非常に簡単な声明でこの報道を認めた。
米CNETはAppleにさらなる情報を問い合わせているが、回答は得られていない。
ナビゲーション機器やソフトウェアを開発してきたTomTomの経験が、同アプリケーションの充実したGPS機能の鍵となっているようである。同機能は、道路を案内するだけでなく、クラウドソーシングによって取得した交通事故の発生場所に関する情報を表示する。新しい3D対応のMapsアプリケーションは完全に同社内で開発されており、3Dの写真地図を表示する「Flyover」機能も搭載されている。ユーザーは地図を指先で回転させて、任意の場所の実際の景色を楽しむことができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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