Googleが「Google Maps」アプリケーションのオフライン版を発表した。これを使えば、インターネット接続がない状況でも携帯端末で同アプリが実行できる。
Googleでモバイル向けGoogle Maps担当製品マネージャーを務めるRita Chen氏によると、このオフラインモードは近く「Android」向けに提供開始される予定だという。
この新たな地図サービスは、Appleが「iOS」でGoogle提供のアプリを廃止し、代わりに自社版の地図アプリを採用するとの見方が広がっている状況のもとで発表された。地図は、各種サービスやお勧め情報、広告が位置情報に関連づけられる中、技術系企業にとって次の主戦場として浮上している。
Chen氏によると、オフライン版では、端末をネットワークにアクセスできない海外に持って行った場合や、あるいは圏外になる地下鉄の駅で使用する場合でも動作するという。接続手段がなくても、GPS機能を備えた端末であれば地図上で現在の位置情報を示す青い点が表示される。同様に、端末でコンパス機能を有効にしている場合はこれも動作するとのことだ。
Appleは、早ければサンフランシスコでWorldwide Developers Conference(WWDC)を開催する6月第3週にも、iOSからGoogle Mapsを外すとみられている。Google Mapsは2007年の「iPhone」登場以来、同端末の中核アプリとなってきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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