「Windows 7」が「Windows XP」に急接近している。
XPは世界の支配的なOSとして長年君臨してきたが、Windowsの現行バージョンによって、その地位から転落する危機に瀕している。
Net Applicationsは2012年5月におけるOSの状況を調査し、Windows XPの市場シェアが44.8%、Windows 7が40.5%であることを明らかにした。Windows 7が2009年に登場して以来、最も小さい差となった。また、4月にはXPが46%のシェア、Windows 7が38.8%のシェアであったのと比べても、大きな変化である。
Windows XPは10年以上もの間、トップOSとしての強さを後継バージョンに対して保っていた。不評の「Windows Vista」は長年にわたってシェアを失い、現在では市場の7%強に過ぎない。しかし、Windows 7はじりじりと追い上げ、ゆっくりではあるが確実にトップに立とうとしている。
2012年5月の統計を前年同月と比較してみた場合、当時、XPはOS市場の55%のシェアを持ち、Windows 7は27%に過ぎなかった。このペースが続くと、Windows 7は数カ月のうちにWindows XPを追い越すことが予測される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」