Microsoftは、「Xbox SmartGlass」と呼ばれる新しいマルチスクリーンのエンターテインメントプラットフォームを披露した。
Microsoftは米国時間6月4日、ゲーム見本市Electronic Entertainment Expo(E3)での基調講演において同プラットフォームを発表した。ユーザーは、「Xbox 360」を使用することによって、自分の携帯端末からの動画などのメディアを大画面テレビで再生することができる。また同プラットフォームは、ゲームプレーを強化するモバイルコンパニオンとしての役割も果たす。
Microsoftが「AirPlay」に競合する製品をリリースする計画であるという報道がこれまでにあったが、4日の同社の発表でそれが事実であることが明らかになった。
Microsoftによると、新しいSmartGlassは「Windows」「Windows Phone」、そして、Xbox 360で動作する予定だという。また、「Android」と「iOS」をサポートする予定である。新SmartGlassによってユーザーは、ある1つの製品上で楽しんでいたエンターテインメントコンテンツをXboxに送信し、そこで続きから開始することができるようになる。
さらに価値を高める機能として、タブレットとスマートフォンはコンパニオン端末のような役割を果たし、ユーザーはXboxで視聴した番組に関する詳細情報を参照することができる。これによって「マルチスクリーン」体験を生み出す。
Microsoftは、ゲーム開発者らがSmartGlassを使用することにより、プレーヤーが携帯端末上でプレーを決定し、携帯端末がそれをXboxに通信するようにしてくれると期待している。例えば、「Madden NFL 13」では、ユーザーは携帯端末からプレーコールを変更できるようになっている。
Microsoftは、SmartGlassプラットフォームを2012年秋にリリースする予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」