「Windows XP」は簡単には引き下がらない。
リリースされてから10年になるWindows XPは、ここ数年の間に徐々にユーザーが減ってきているが、市場でまだかなり大きなシェアを握っている。
Net Applicationsが米国時間5月1日に発表した統計によると、Windows XPの2012年4月の市場シェアは、同年3月の46.86%から微減し、46.08%だったという。これに先立つ2011年11月以降の期間、Windows XPの市場シェアはジェットコースターのコースのように上昇と下降を繰り返し、ユーザー数が毎月わずかに増減している。
同じ時期、Windowsの最新バージョンである「Windows 7」の人気は上昇を続けている。2012年4月のWindows 7の市場シェアは38.67%で、3月の37.54%から増加した。
過去1年間の推移から、Windows 7が先行OSのWindows XPとの差を縮めていることが明白だ。2011年4月の市場シェアは、Windows XPが55.84%で、Windows 7は26.36%にとどまっていた。
だが、Windows XPは依然としてOS市場をしっかり握っている。Microsoftは、個人ユーザーと企業ユーザーの両方に対して一様に、Windows XPからWindows 7への移行を積極的に奨励し、こうした取り組みがある程度の成功を収めているのは明らかだ。しかしこれまでのところ、比較的ゆっくりで漸進的な動きになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス