米国への処女飛行中のHindenburgでカクテルを楽しむ乗客たち。伝えられるところによると、機内のバーにはドイツの食前酒が豊富にそろっていたが、米国の一般的な飲料はそれほど用意されていなかったという。
乗客のPauline Charteris氏は、Hindenburgがマティーニ用のジンを切らした後、キルシュヴァッサーカクテルを即席で作ったと言われている。キルシュヴァッサーはフルーツブランデーで、伝統的にモレロチェリーの二重蒸留によって作られる。
Airships.netが再現したPauline Charteris氏のHindenburgカクテルのレシピは次のとおりだ。
3オンスのキルシュヴァッサー。2分の1オンス弱のドライベルモット酒。グレナディン少量。レモンピール*。
(*ピールというのは、油を含む皮の部分のみを表しており、苦い白色の中果皮をひねった「ツイスト」のことではない。)
氷を入れて、冷たくなるまで振る。振りすぎて、氷でカクテルを薄めてはいけない。
後はカクテルを楽しむだけだ。
提供:Airships.net