Appleは、「Notes」や「Reminders」などの「iOS」アプリケーションを2012年夏にリリース予定の「OS X Mountain Lion」に搭載する計画をすでに公表しているが、これらのアプリケーションはiCloud.comからも利用できるようになるらしい。
9to5macが米国時間5月11日に伝えたところによると、Appleはbeta.icloud.comとdeveloper.icloud.comという2つの異なるバージョンの開発者向け「iCloud」サイトをテストしており、そこには前述の2つのiOSアプリケーションがウェブアプリケーションの形で追加されているという。
beta.icloud.comを使用するには開発者用アカウントが必要らしいが、開発者らが知る限り、このサイトはまだ稼働していないようだ。
今回の動きは、このところiCloudサイトで見られた機能拡充に関する変化の中でも最新のものだ。5月8日には、このサイトでiOS風のバナーを使った通知のテストが行われていることが報じられたが、これは単なるテストとして表示されただけのようだった。今回の変化からちょうど1カ月後には、毎年恒例のWorldwide Developers Conference(WWDC)が開催される。2011年のWWDCで発表されたiCloudは、その後10月に「iOS 5」と同時にリリースされた。
Appleが今後どれほどの機能をiCloud.comに追加するかはまだ分からない。これまでのところ、以前に「MobileMe」と「.Mac」で利用できた機能をそのまま持ってきたものが大半だ。とはいえ、Appleはこれまで、「iWork」で保存した文書にアクセスできる機能などを追加している。このように他のアプリケーションが追加されてきたことを考えれば、さらなる機能追加の可能性は十分にある。
米CNETはこの件に関する詳しい情報をAppleに問い合わせているが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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