新規株式公開(IPO)まであとわずか数日となったFacebookは、透明性を高めるためと説明している取り組みの一環としてプライバシーポリシーを改定した。
この動きから、Facebookのネットワークを離れた後もユーザーにさらに多くの広告を見せることにつながる、との見方も出ている。
今回の変更は、2011年にFacebookのデータ慣行を監査したアイルランドのデータ保護委員会の勧告にも沿うものだ。Facebookで最高プライバシー責任者(CPO)を務めるErin Egan氏は、新ポリシーについて次のように述べている。
われわれは、ユーザーが当社のポリシーを理解できるよう具体例や詳細な説明を増やした。例えば、追加した補足情報には電球のマークを付けてユーザーが簡単に見つけられるようにしている。また、ヘルプセンターに複数の新たなリンクを追加した。当社が「クッキー」やその他の類似技術をどのように利用しているかを説明する新たなセクションを作るとともに、クッキーについてヘルプセンター上の関連する説明を更新した。また、Facebookの運用や広告表示において、およびFacebookユーザーに対して安全性やセキュリティを向上させるため、われわれがデータをどのように利用しているかについて、さらに詳細な情報も提供している。これらの具体例や説明の狙いは、Data Use Policyが実際にどういう意味を持つのかをユーザーに理解してもらうことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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