ある報道によると、Appleが2012年後半に公開する「iOS 6」に、新しい「Maps」アプリケーションが搭載されるかもしれないという。
Appleは、「Google Maps」の代替アプリケーションをひそかに開発中であり、このアプリケーションはiOS 6に搭載されるという。Appleファンサイトの9to5Macが米国時間5月11日、「信頼できる」情報筋の話として伝えた。9to5Macによると、新しいMapsアプリケーションは、iOSプラットフォーム上のGoogle Mapsに置き換わるもので、従来よりも「ずっと鮮明、高速で、さらに信頼性の高いエクスペリエンス」になっているという。
Google Mapsと同様に、Appleの新しいMapsアプリケーションはナビゲーションを提供したり、地図上の場所をピンポイントで表示したりすると9to5Macは述べている。さらに、「StreetView」に似たエクスペリエンスと、よりリアルな方法で場所を表示できる3Dモードが採用されるとしている。
過去数年にわたって、Appleは地図アプリケーション開発企業数社をひそかに買収しており、9to5Macによると、こうした企業が新しいMapsアプリケーションの開発に従事しているという。Appleが2011年に買収したスウェーデンのC3 Technologiesという企業が3D機能の開発に従事しているのに対し、同社が最近買収したPlacebaseやPoly9といった他の企業は、データベースやナビゲーションといった機能の開発に取り組んでいる可能性がある。Appleがマッピングサービスを獲得する目的で2009年に買収したPlacebaseは、Google Mapsとよく似た機能を持っていた。
Appleはゆっくりだが、確実にGoogle Mapsを押しのけようとしている。Appleは2012年3月、iOSアプリケーションの「iPhoto」で使用する地図データをGoogle Mapsから「OpenStreetMap」に切り換えた。しかし、同社がこの変更を認めたのは5月に入ってからだった。
米国太平洋時間午前11時31分の更新情報:All Things Digitalは「独自に確認した」話として、Appleが実際にGoogle Mapsの置き換えをMapsで取り組んでいると伝えている。All Things Digitalの情報源は、その機能について、「衝撃的」なものになると述べたが、それ以上の詳細は明かそうとはしなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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