Appleが399ドルで販売を継続している「iPad 2」は、見たところ変わりなくても内部が変更され、バッテリ駆動時間が向上しているものが一部にあると報じられている。
Appleは3月、第3世代のiPadを発売すると同時に、価格を399ドルに下げたiPad 2の販売を開始した。
チップレビューのサイトAnandTechによると、第3世代のiPadに混じって登場した修正版の「iPad 2,4」は、Appleの「A5」デュアルコアチップの、より進んだ32nmプロセス版を搭載している(従来のiPad 2は、今ではもう古い45nm製造プロセスによるA5チップを採用していた)。
そしてAnandTechが行ったテストによると、32nm製造プロセスを採用したA5チップはバッテリ駆動時間が向上している。
「iPad 2,4でのバッテリ駆動時間の向上は(中略)かなり大きい」と、AnandTechは述べている。従来のA5チップを搭載したiPad 2に比べて、「ウェブ閲覧で15%、ゲームで30%近く、動画再生で18%、バッテリ駆動時間が伸びている」という。
しかし、このiPad 2,4を見つけるのは簡単ではない。「iPad 2を買うなら、この2,4にした方がいいのは明らかだ。もし見つけられるとすれば」と、Anand Lal Shimpi氏は書いている。
確実に見分けるには箱を開けるしかない。iPad 2,4には「iOS 5.1」がインストールされているだろう。一方、Appleに在庫が残っていて引き続き販売される従来のiPad 2には、バージョン5.0.1以前のiOSが入っているはずだ、とShimpi氏は話す。しかし同氏によると、iPad 2,4かどうかが分かるGeekbenchのようなユーティリティを利用するのが最も正確な判別法だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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