Microsoftは米国時間5月3日、「『Windows 8』でも『Windows Media Center』を利用可能にする」と発表した。しかし、実際は一部だけが真実になるようだ。
Microsoftは、「Windows 7」と同様に、Windows 8でもMedia Centerを確実にサポートできるようにするため、いくつかの手段を講じる。ただし、Media CenterをWindowsに統合する形態は変更される。過去の2バージョンのWindowsで実施されたように、Media CenterをWindows 8本体とセットにして出荷するのではなく、ユーザーはアップグレードとしてMedia Centerを別個に購入しなければならない。
Microsoftは3日付けのブログ投稿で、「環境の変化やデコーダのライセンシングに伴うコスト、シンプルなエディションプランの重要性を考慮し、われわれは『Add Features to Windows 8』コントロールパネル(以前は『Windows Anytime Upgrade』と呼ばれていた)を通じて、Windows Media CenterをWindows 8ユーザーに提供することを決定した」と述べた。「『Windows Media Player』は引き続きすべてのエディションで利用できるが、DVD再生サポートは含まれない」(Microsoft)
Media Centerに興味のあるユーザーには、いくつかの選択肢が用意されている。「Windows 8 Pro」を購入する場合、「Windows 8 Media Center Pack」を購入することで、DVD再生機能、TV番組の録画と再生機能、VOBファイル再生機能を統合した完全バージョンにすることができる。単なるWindows 8を入手する場合は、「Windows 8 Pro Pack」を購入するとMedia Centerを手に入れることができる。Microsoftはまだ、Windows 8の価格とアップグレード価格を発表していないが、Media Center Packの価格は「限界費用と一致させる」と述べている。
別々の価格設定について以外にもMicrosoftはこの日、同社がMedia Centerをもって「開発者が魅力的で差別化されたアプリケーションを作成できるようにするための動画とオーディオの包括的なプラットフォーム」にフォーカスしていくことを明らかにした。アプリケーションはシステムの信頼性、バッテリー持続時間、性能に特化したデコーダを利用することになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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