Amazon.comの2012年第1四半期決算は、売上高と利益が予想を大きく上回った。同社は「Kindle」エコシステムの効果を盛んに宣伝している。
Amazonの発表によると、第1四半期の利益は1億3000万ドル(1株あたり28セント)、売上高は前年同期比34%増の131億8000万ドルだった。利益は前年同期比35%減だが、予想を大きく上回った。
ウォール街のアナリストは、第1四半期の利益を1株あたり7セント、売上高を129億ドルと予測していた。アナリストはAmazonの決算を調べ、粗利益とメディア事業の売り上げ低迷に懸念を示した。
Amazonは、為替相場による打撃を受けていることを認めた。
AmazonはKindleと「Amazon Prime」サービスの効果を宣伝した。最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は、Kindleは電子書籍端末で首位の座を占めていると述べ、Amazon Prime会員は電子書籍ライブラリを無料で利用できると付け加えた。「Kindle Fire」は依然としてAmazon.comのベストセラー商品となっている。
今後について、Amazonは2012年第2四半期の見通しに大きな幅を持たせている。同社の予測によると、第2四半期の売上高は119億ドルから133億ドルの間で、2億6000万ドルの営業損失から4000万ドルの営業利益になるとしている。ウォール街のアナリストは、同四半期の売上高を128億2000万ドルと予想している。
Amazonの2012年第1四半期決算の要点は以下の通り。
売上高の商品グループ別の内訳は以下の通り。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」