Amazon.comの2011年第4四半期決算は、売上高が予想を下回ったが、利益は予想を上回った。大きな不確定要素だった電子書籍端末「Kindle」の売上高は、休暇シーズン中に3倍に増加した。
Amazonの発表によると、第4四半期の売上高は前年同期比35%増の174億3000万ドル、利益は1億7700万ドル(1株あたり38セント)だったという。ウォール街のアナリストらは、売上高が182億5000万ドル、利益が1株あたり17セントと予測していた。
一方、2012年第1四半期の見通しは予測を下回った。Amazonが予測した第1四半期の売上高は120億ドルと134億ドルの間という幅広いもので、これに伴い営業損益の見通しも赤字と黒字にまたがった。同社は、2億ドルの営業損失から1億ドルの営業利益の間になると予測した。
2011年通年の業績については、Amazonは、売上高が前年比41%増の489億8000万ドルで、利益が6億3100万ドル(1株あたり2ドル17セント)だったと報告した。第4四半期決算と同様に、同社の売り上げの伸びは堅調だったが、利益は前年と比べて激減した。
Amazonの最高経営責任者(CEO)を務めるJeff Bezos氏は声明の中で、「数百万もの顧客」が「Kindle Fire」などの電子書籍リーダーを購入したと述べた。ただし、同社はこれまでと同様、具体的な数字を一切明かさなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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