Business Insiderの記事によると、メモを作成して保存できる人気の高いアプリケーションを提供するEvernoteは、Meritech Capital Partnersによる資金調達ラウンドで1億ドルを集めたという。
この資金調達ラウンドでEvernoteの企業価値は10億ドルと評価されている、と記事は伝えた。これに対しTechCrunchは、資金調達ラウンドはまだ完了しておらず、最終的な数字は変わる可能性があると述べている。Everynoteはこれまで4回のベンチャー資金調達ラウンドで9550万ドルを調達しており、直近のラウンドでは5000万ドルを確保した。
Evernoteによると、同社の製品は「Windows」「Mac OS X」「iOS」「Android」など複数の主要なコンピューティングプラットフォームで2000万人に利用されているという。米国でEvernoteはフリーミアムモデルで提供されている。これは、利用自体は無料だが一部の機能や容量は有料顧客に限定されるというモデルだ。同様にEvernoteの人気が高い日本では小売店舗でも販売されている。
Evernoteが追加資金を何に使うつもりなのか、まだ何も伝えられていない。ただし、メモサービス分野での競争は加速している。「Catch」などのアプリケーションはEvernoteに対抗しようとしているし、Kickstarterの「Scrawl 2」プロジェクトは、一部からEvernoteの弱点と見られているところ、つまり機能の増加に対して多少後れを取っているデザインの面を特にアピールしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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