人気の高いメモサービスを提供するEvernoteは米国時間7月13日、成長および買収戦略を構築するため、Sequoia CapitalおよびMorgenthaler Venturesによる新しい資金調達ラウンドで5000万ドルを調達したと発表した。
Evernoteの最高経営責任者(CEO)を務めるPhil Libin氏は声明で、「この3年間で収益性の高い優れた事業を確立したが、すべての人々の第2の頭脳になるというわれわれの目標を達成するには、まだまだやるべきことがある」と述べた。
Evernoteのコーポレートデベロップメント担当バイスプレジデントとして、Ken Gullicksen氏が開発および買収戦略を担当する予定である。
Evernoteはその創設以来、1100万人のユーザーを獲得するまでに成長した。この1カ月間で新たに加わったユーザー数は100万人である。Evernoteでは、名刺から画像まであらゆるものを保存することができる。とにかく何でも記録しておけば、後で思い出したくなったときに検索することができる。Evernoteは、フリーミアムのビジネスモデルを採用している。多くのユーザーが無料サービスを利用しているが、無料アカウントから有料アカウントへのコンバージョン率は当初の計画よりも高くなっている。
Evernoteはクロスプラットフォーム技術であり、ユーザーは任意のタブレット、電話、またはコンピュータで情報にアクセスすることができる。5000人以上が参加する開発者コミュニティーも存在すると同社は述べている。
Libin氏は、同社ブログへの投稿で、「資金の一部は、長期的な投資家および株主に分配される。残りは、われわれの製品の改良と拡張に費やす予定である」と述べた。2010年10月の前回の資金調達ラウンドでは2000万ドルを調達したが、その大部分はまだ「銀行に眠ったまま」である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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