シャープは4月13日、酸化物半導体IGZOを採用した液晶パネルの生産を亀山第2工場で開始したと発表した。高精細、高性能な液晶パネルが求められるスマートフォン、タブレット向けに提供する。
IGZO液晶はIn(インジウム)、Ga(ガリウム)、Zn(亜鉛)といった酸化物半導体を使用し、従来のアモルファス液晶パネルに比べ、薄膜トランジスタを小型化でき、高開口率化、低消費電力化できることが特長だ。
シャープでは、2011年4月に開発と亀山第2工場の既存ラインをIGZO液晶ラインへと改造し、生産体制を整えることを発表していた。生産は3月から開始されており、4月に本格生産へと移行する。
サンプルは液晶モニタ向けで解像度3840×2160ピクセルの32型、ノートPC向けで解像度2560×1600ピクセルの10型、タブレット端末向けで解像度800×1280ピクセルの7型が用意される。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス