シャープとソニーは3月28日、液晶パネルとモジュールの製造・販売事業に関する合弁契約を修正する覚書を締結したと発表した。両社の合弁会社シャープディスプレイプロダクト(SDP)に対するソニーからの追加出資を行わないことで合意したという。
両社は2009年7月に合弁契約を締結。当初は2011年4月末までに、ソニーが最大で34%までSDPに対し、段階的に出資することが合意されていた。しかし2011年4月に合弁契約を修正する覚書を締結し、出資比率は7.04%に留まっていた。
今後、既にソニーが保有しているSDP株式の取り扱いを含め、大型液晶パネル及び液晶モジュールの合弁事業のあり方や取引関係について、2012年9月末を期限に検討を重ねていくとのこと。
SDPの出資比率は、シャープ約93%、ソニー約7%だったが、3月27日にシャープが鴻海グループと業務提携したことを受け、シャープ約46.5%、鴻海精密工業の郭台銘氏と他の投資法人等約46.5%、ソニー約7%に変更することを発表している。
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