シャープは3月27日、電子機器の受託製造サービス(EMS)大手の台湾・鴻海グループと戦略的提携関係を構築し、主要事業分野での業務提携を発表した。鴻海グループを割当先とする第三者割当増資を行うことも発表した。増資額は669億695万円。増資後の単体での筆頭株主は日本生命だが、グループとしては鴻海が筆頭株主になる。
鴻海グループの中核企業である鴻海精密工業が、シャープ子会社のシャープディスプレイプロダクト(SDP)が生産する液晶パネルとモジュールを最終的に50%まで引き取り、両社がワンカンパニーとして共同で事業を運営していくことで、堺工場の操業安定化を実現していく。提携後、SDPの出資比率はシャープが約46.5%、鴻海精密工業の元経営者である郭台銘氏が約46.5%、ソニーが約7%になる。
第三者割当増資で新株式1億2164万9000株を発行する。増資後の出資比率は鴻海精密工業が4.06%、鴻準精密工業が0.65%、鴻海精密工業の子会社であるFoxconnが2.53%になる。
詳細は追って掲載する。
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