Appleは約1年前、アプリ内課金機能を使用していることでアプリ開発者が訴えられた訴訟への介入を申し立てていたが、このほど米連邦地方裁判所によってその介入が認められた。
知的財産に関するブログFoss Patentsによると、テキサス州の判事James Rodney Gilstrap氏は米国時間4月12日、Appleによる当初の申し立てを認め、その役割を「ライセンスと特許権の消尽の問題に限定」した上で同社が訴訟に加わることができるとしたという。
Appleが介入するこの訴訟は、テキサス州に本拠地を置くソフトウェア特許保有企業のLodsysによって提起されたものだ。Lodsysは2011年5月、オンラインアイテム購入に関して同社が保有する特許を侵害しているとして、Appleの「iOS」およびGoogleの「Android」向けアプリ開発者を提訴した。
この提訴の1カ月後、Appleは訴訟への介入を申し立て、「本件における現在の被告では、Appleの権利を十分に保護することができない」と述べるとともに、LodsysがAppleのライセンス契約を効果的に弱めるためにAppleよりも小さい相手を標的にしていると主張した。この訴訟では、小規模な事業者だけでなく、Atari、Electronic Arts、Rovioなどの大手企業も訴えられている。
AppleおよびLodsysに対してコメントを求めたが、現時点では回答を得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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