Android端末のよいところは、自分好みに“パーソナライズ”できる点。例えば、日本語入力システムをごっそりと入れ替える……なんてこともできる。
そこで今回は、PC向けの日本語入力ソフトでお馴染みのジャストシステムがAndroid端末向けに開発した「ATOK (日本語入力システム)」を紹介する。
まず知っておきたいのは、国内向けのAndroid端末は標準で日本語入力システムを搭載しているものの“端末メーカーによって搭載している日本語入力システムが違う”ということ。また、同じ入力システムを利用していても“バージョンが異なればインターフェースが変わってしまう”という2つのことだ。つまり、端末を新しくするということは、慣れた入力システムの変更を意味するのである。
これはフィーチャーフォンでも同じことがいえるわけだが、実はAndroid端末であれば、慣れた環境をそのまま新しい端末でも利用するという抜け道がある。それがつまり、ATOKのような外部アプリを導入するということなのだ。
Playストアのアプリ購入履歴はGoogleアカウントで管理されており、一度購入しておけば基本的に同じアカウントを利用する端末で、購入したアプリを利用できるという特徴がある。
フィーチャーフォンを選ぶ際に、使い勝手を変えたくないからと同じメーカー製品を選ぶというのはよく聞いた話だが、Android端末であればATOKのような日本語入力システムを購入してしまうことで、端末製造メーカーを気にせずに同じ日本語入力システムを使い続けることができるというわけだ。
さて、肝心の使い勝手はさすがの一言。ATOKの入力インタフェースは標準的な「テンキーキーボード」「QWERTYキーボード」の2タイプが用意され、さらに「テンキーキーボード」は「ケータイ入力」「フリック入力」「ジェスチャー入力(フラワータッチ)」「2タッチ入力」に対応している。
また、マッシュアップ機能である“マッシュルームアプリ”を呼び出せる「ATOKダイレクト for マッシュルーム」を搭載し、機能拡張も可能となっている。PC版のATOKユーザーであれば「ATOK Sync アドバンス」を利用して、登録した単語をAndroid端末で活用するという使い方もできる。
文字サイズやキーサイズの調整にも対応しており、そういった意味でのパーソナライズも可能。標準の日本語入力システムに不満を感じたら、無料の「ATOKお試し版」(15日間無料で利用できる)をチェックしてみてほしい。
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