「高級タスクマネージャ」は、ワンクリックで不要なアプリを停止し、メモリを開放できるアプリだ。起動したままになっているアプリを終了させることで、Android端末をより軽快に利用できるようになる。
アプリを起動すると、いま端末上で動作しているアプリの一覧が表示される。リストの右側にはすでにチェックが入った状態になっているので、画面下部の「Kill Selected」をタップするだけでアプリを終了させることができる。操作は基本的にこれだけだ。
こうした操作手順は他のタスク管理アプリでもおおむね同一だが、本アプリではインストール直後の時点で、各アプリの要不要に応じた形でチェックが入っているのが特徴だ。すべてのアプリにチェックが入っていると、IMEなど必要な常駐アプリまで終了させてしまう場合があるが、本アプリでは動作に必要と判断されたアプリはあらかじめチェックが外れた状態になっているので、目視でひとつずつ確認しなくて問題が起こりにくくなっている。
もちろん、アプリ側で下した要不要の判断が正しくなくても、手動で特定アプリのチェックをオンオフしたり、また任意のアプリを無視リストに加えてデフォルトでチェックが入らないようにすることもできる。アプリはメモリの消費量が多い順に並ぶようになっているので、どのアプリを終了させればメモリ開放の効果が大きいか、ひとめで分かるのもよい。
また、スリープ時に自動的にメモリを開放する機能のほか、起動中も最短10分~4時間までの範囲で定期的に実行することもできるので、メモリ消費量をつねに押さえるのにも役立つ。ウィジェットも用意されているので、ホーム画面にウィジェットを設置し、ワンタップでメモリを開放することも可能だったりと、多彩な方法が用意されているのはありがたい。
同種のアプリが多数存在する中で、初期設定のまま簡単に使え、なおかつ凝った使い方もできるのは本アプリの特徴といえる。直接のライバルとなる「Advanced Task Killer」に比べると、ホーム画面からウィジェットに至るまで、メモリ消費量がわかりやすく明示されるのは長所といっていいだろう。「このアプリは必要か不要か」をあれこれ考えることなく、手軽に効果を実感したい人におすすめのタスクマネージャだ。
なお、本アプリは画面上では「高級タスクマネージャ」ではなく「Advanced Task Manager」という名称で表示されており、上位のProバージョンは「Advanced Task Manager Pro」となっている。同名の別アプリも存在するので、導入の際にはベンダー名などを参考にしつつ、取り違えないようにしてほしい。
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