簡単に言うと、Mozillaはインターネットに広がり始めた囲い込みからユーザーとプログラマーを解放したいと考えている。Mozillaは戦いを選んではいるが、FacebookからGoogleやAppleのアプリストアまで、あらゆるものに憤慨しているようだ。
Mozillaの製品担当バイスプレジデントであるJay Sullivan氏はこの問題について、次のように述べている。
われわれは、インターネットでの活動の新たな段階に足を踏み入れた。人々はタッチ操作や音声などの新しいインターフェースを使って、多様なモバイルデバイスからインターネットを体験している。彼らのインターネット体験は本質的にソーシャルなものになった。
こうした新しい体験の進化とともに、ウェブとは趣を異にする新しいインターネットエコシステムが発展してきた。エコシステムの所有者たちはハードウェア、ソフトウェア、アイデンティティ、およびサービスのそれぞれのレイヤにおいて選択の幅や競争、革新を実現する代わりに、それらが垂直統合されたスタックの中にユーザーを囲い込むことを目指している。
Mozillaは、オンライン活動における選択と管理について人々を支援し続けること、そして開発者に対しては、革新の実行と創造的な潜在能力の実現のための力と自由を与え続けることが可能であり、また、それを実行しなければならない。
エコシステムに関して言うと、Mozillaは独自のエコシステムを開発して、相手と同じ手段で戦おうとしている。
プログラミングテクノロジに関しては、Mozillaはウェブを利用する。基盤となるOSについては、Firefoxと「Boot to Gecko(B2G)」と呼ばれる新プロジェクトがある。B2Gの目的は、モバイルデバイス向けにブラウザベースのOSを構築することだ。
その目標に向かって、Mozillaはウェブカメラの制御やバッテリ使用状況の監視、電話番号の発信などの機能をブラウザに与える、「WebAPI」への取り組みを開始した。さらに先ごろ、MozillaはOperaなどと手を組み、WebAPIをWorld Wide Web Consortium(W3C)の「Device API(DAP)」プロジェクトと統合しようとしている。Mozillaは2012年第1四半期にB2Gのデモを公開する予定だ。
Mozillaは、プログラミング基盤としてのウェブの改善にも取り組んでいる。その作業はMozillaやそのほかのブラウザメーカーで何年も前から行われているが、競合のエコシステムを構築するMozillaの取り組みや、「iOS」やAndroid上で動作するネイティブアプリケーションの成功を考慮すれば、新たな重要性を帯びる。
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