アップルQ1決算、利益倍増で130.6億ドルに--iPhone販売が牽引 - (page 2)

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年01月25日 08時31分

 Appleの製品ラインとは別に、同社の小売店も、前年に比べて大きな成長を見せた。Appleの小売部門は前四半期、売上高が61億ドルで前年度比59%増となった。この成長の理由としては、同社直販店への客足の伸びがあり、Appleによると前年の7600万人から1億1000万人にまで増えたという。

電話会議より

 決算発表に続いて開催された投資家との電話会議においてAppleは、Amazonとその「Kindle Fire」タブレットなどの競合や、スマートフォン分野における競合他社への対抗方法に関する質問に答えた。

 Goldman Sachsのアナリストは、Amazonの199ドルタブレットKindle Fireや同製品のようなiPad対抗の低価格製品が、人々をAppleのiPadに向かわせているのか、それとも、Appleの売り上げに影響を与えているのかと質問した。

 Cook氏は、「競争力に関して言えば、iPadのエコシステムは、それ自体優れたものだ」と述べ、「人々はタブレットで複数のことをしたいと思っているというのがわたしの考えだ。そのため、これらの機能限定型のタブレットや電子書籍リーダが同じカテゴリにあるとは見ていない」と続けた。

 Cook氏は、同氏が「機能限定」呼ぶデバイスを購入するであろう顧客が多くいることを述べる一方で、iPadを購入したいと思った人々は、他の製品で「よしとする」ことはないだろうと述べた。

 Cook氏は、「タブレットの関して言えば、2011年はタブレットの年だったと思う。そして、2年目のiPadの年だったということに多くの人が同意すると思う」と語った。「そのため、われわれは、この分野を猛烈な勢いで革新し続けるつもりでタブレットを現在出荷している。現在タブレットを出荷するどの企業とも、そして将来参入するであろうどの企業とも競争を続けることができると思う。

 Cook氏は、AppleとGoogleは、iOSとAndroidにより市場シェアにおいて「一騎打ち」の状態にあることを質問されたが、その見方を否定した。

 Cook氏は「iOSは非常によくやっている」と応じ、「一騎打ちだと言うつもりはない。レドモンドにもう一騎いる。これも常に状況に順応し、常に駆け回っているし、これからも駆け続けるであろう。また、われわれの視野にないプレーヤーも他にいる」と語った。

 一方、Cook氏は、Appleが「世界で最良の製品」を作ることに注力し続けると述べた。

 Cook氏は、「これをとにかく継続する。そして、他に馬が何頭いるかは、ある意味気にしない」と語った。「優位性を保ち、先頭に立っていたいだけだ」(Cook氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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