Intelが米国時間1月19日、ウォール街を驚かせる2011年第4四半期決算を発表した。同社は2011年12月に売り上げの予想を下方修正していたが、第4四半期の売り上げは139億ドルで、利益は1株あたり64セントだった。
アナリストらの予想は、売り上げが137億ドル、利益が1株あたり61セントだった。
Intelの最高経営責任者(CEO)であるPaul Otellini氏は2012年1月19日午後に行われた決算発表の電話会見で、データセンター部門のサーバとストレージの成長が力強かったと述べた。
Intelによると、純利益は前年同期の32億ドルから34億ドルにやや増加したという。
2012年第1四半期について、Intelは約128億ドルの売り上げを予想しており、これは大方のアナリストの見方と一致している。
Intelは2011年12月12日、ハードディスク不足により第4四半期の売り上げが予想を約10億ドル下回るとの見通しを発表した。第4四半期の売り上げ予想は137億ドル(プラスマイナス3億ドル)に下方修正された。
この発表後アナリストらは、137億2000万ドルというIntelの売り上げ予想に基づいて、利益の予想を1株あたり69セントから1株あたり61セントに引き下げた。
「ハードディスク不足の結果、顧客がサプライチェーンで在庫を減らしたため、マイクロプロセッサの注文が減少した。こうした在庫減らしにもかかわらず、実際にはハードディスク不足が第4四半期のPC売り上げに影響を及ぼすことはなく、需要動向が予想通りの展開を見せたと考えている」と、最高財務責任者(CFO)を務めるStacy Smith氏は声明で述べた。
Intelの発表によると、2011年通年では売り上げが540億ドル、営業利益が175億ドル、純利益が129億ドル、1株あたり利益が2ドル39セントで、いずれも過去最高の数字だったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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