ハードドライブの供給不足がサプライチェーンの停滞をもたらしており、その結果、Intelの売上高は予測を大きく下回ることになりそうだ。
Intelは、同社の第4四半期売上高がおよそ137億ドル(プラスマイナス3億ドル)になる見込みだと述べた。同社はこれまで、第4四半期売上高を147億ドル(プラスマイナス5億ドル)と予測していた。ウォール街の予測は、売上高が146億5000万ドル、1株あたり利益が69セントであった。またIntelは、売上高総利益率も予測の64.5%を下回る見込みであると述べた。ウォール街の予測は、64.96%だった。
今回の発表によってIntelも、打撃を受けた技術企業の1社となった。Texas Instrumentsも予測を下方修正し、ハードドライブの供給不足を原因として挙げている。DuPontさえも、ハードドライブの供給不足が原因で、電子部品製造に使用される同社の化学薬品の需要が低下したと指摘している。タイの洪水は、ハードドライブメーカーとそれに関連する供給エコシステムに影響を及ぼしている。
アナリストらによる数週間前の理論では、第4四半期は乗り切れるが、第1四半期には問題が生じるとのことだった。企業らが最近発している警告からは、第4四半期にもハードドライブ不足による影響が出ていることは明らかである。
Intelは声明で次のように述べた。
この第4四半期において、パソコンの販売台数は引き続き増加する見込みである。しかし、ハードドライブの供給不足によって、世界規模でPCサプライチェーンの在庫とマイクロプロセッサの購入が減少している。当社は、ハードドライブの供給不足が第1四半期まで続き、その後、2012年前半のうちに、ハードドライブ供給の回復とともにマイクロプロセッサの在庫が持ち直すと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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