Microsoftが「Windows 8」タブレットのハードウェア認定に関するガイドライン集を発表した。このガイドラインは、同社がすべての新OSに適用するポリシーだ。
予想外のことはほとんどないが、MicrosoftはIntelベースとARMベースの両方のデバイスで人気を集めると見られる「コンバーチブル」設計に具体的に言及している。
コンバーチブル:「コンバーチブルフォームファクタは、単一のシャーシ内でPCとディスプレイ、および充電可能な電源を機械的に取り付け可能なキーボードおよびポインティングデバイスと組み合わせるスタンドアロンデバイスと定義される。コンバーチブルは、取り付けた入力デバイスを隠す、または取り外してディスプレイを唯一の入力メカニズムにすることで、タブレットに変身することが可能だ」(Microsoft文書87ページ)
ハードウェアボタン:5つのボタンを設けなければならない。電源と回転ロック、Windowsキー、音量アップ、音量ダウンのボタンだ。
ブロードバンド:設計の多くはブロードバンドを内蔵したものになるだろう。「モバイルブロードバンドデバイスをタブレットやコンバーティブルシステムに統合する場合、Assisted GPSが必須」(Microsoftの規定)
ディスプレイ:最低でも1366×768の解像度が必要。「ネイティブ解像度と色深度の最低要件は1366×768、32ビットだ。ディスプレイパネルの物理的な寸法は、ネイティブ解像度のアスペクト比と一致しなければならない。パネルのネイティブ解像度は1366(水平方向)と768(垂直方向)を超えてもいい」
近距離無線通信(NFC):NFCに対応している場合は視覚的なマークを付ける必要がある。「ユーザーがNFCテクノロジを発見し利用するのを支援するため、視覚的なマークの使用が必須だ」(Microsoft)
「Ctrl」+「Alt」+「Delete」に代わるオプション:この新しいオプションでは、Windowsキーボタンと電源ボタンを同時に押す。「Windows 8の場合、Windowsキーボタンと電源ボタンを同時に押すと、SAS(Secure Attention Sequence)シグナルが送信される」
Windows 8タブレットおよびコンバーティブルの最低限のハードウェアガイドラインには、ほかに以下の要件が含まれる。
Microsoftは文書の全文を公開している。もっとも、文書の公開日が2011年12月である点に注意されたい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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