バッファローから、画像や動画ファイルを格納してテレビに接続して楽しむことのできるフォトストレージ製品「おもいでばこ(PD-100)」が登場した。
おもいで……の名のとおり、思い出を残しておくことをコンセプトにしたフォトストレージ。写真の入ったメモリカードを本体に挿し、取り込みボタンを押すと内部に蓄えられていく、そして、テレビで見るときは、カレンダー風に日付ごとに表示したり、イベントがあればアルバムとしてまとめて表示できるというものだ。
おもいでばこの出力はHDMIと従来ながらのビデオ出力。最近の液晶テレビならHDMIケーブルで接続すれば、すぐに大画面で映し出すことが可能になっている。
取り込みはとても簡単だ。本体前面にSDカードかUSBメモリを挿し「とりこみ」のボタンを押すだけ。静止画だけでなく動画もまとめて取り込まれる。カードを挿入するとボタンが青く点灯、押して取り込んでいる間は緑色の点滅となり、取り込みが終了すると再び青くなり、カードを抜くことができる。
ファイルはカード内を検索して取り込むようで、ファイルの置き場所はカメラで撮ったままの配置でも、適当なフォルダに置いてあっても取り込まれる。重複もチェックしているので、同じ写真が取り込まれることもない。
ファイル形式は静止画ならJPEG形式で問題はないが、動画となると機種によって保存場所はばらばら。しかも動画形式も多種多様なので取り扱えない形式もある。
バッファローによる対応表も一応は用意されているが、最近の機種は一部の高画質モードの対応が怪しくなるほか、かなり古い機種では動画非対応というのも見られる程度。静止画主体なら対応を気にしなくても良いが、動画を主にするなら事前に確認しておいたほうが良いだろう。
静止画や対応した動画形式なら簡単に取り込み可能。対応表にないスマートフォンも試してみたが、Android搭載機種などでUSBマスストレージクラスで接続ができる機種なら、USBポートにケーブルで接続すれば取り込みができた。
本体に内蔵するHDDは320Gバイト。システム領域も含んでいるため、保存できる容量はこれよりも少なくなる。バッファローが示す取り込み枚数の目安は1000万画素に相当する1枚あたり約4Mバイトの写真が約6万枚。約17MbpsのH.264形式の動画で約32時間分。ただし、動画、静止画の合計件数は約6万件が上限だという。
なお、背面にはバックアップ用のUSBポートがある。外付けHDDを接続してバックアップや復元ができるようになっている。バックアップした外付けHDDをPCに接続してみると、ファイル名やフォルダ構成などが独自形式に変換されているものの閲覧が不可能というわけではないので、万一、おもいでばこが故障した場合、バックアップがあれば修理を待たずに内部の写真を見ることも不可能ではない。
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