写真はすべてここに放り込んでおくというのがおもいでばこの最も便利な使い方だが、貯まった写真をプリントするためにUSBメモリやSDカードに書き出すことも簡単だ。
実際、プリントする写真を選ぶのはとても面倒な作業で、PCを使えない人にはかなり苦痛。PCで事前セレクトできないからこそ、大きなカメラ量販店に並ぶプリントの機械はたいへんな賑わいを見せているし、面倒だからと全部プリントしてしまう人も見かける。
おもいでばこなら、一覧画面からまとめて選択して書きだす方法と、写真を見ながら1枚ずつ書きだす方法が用意されている。
空のSDカードやUSBメモリを装着しておき、まとめて書き出しなら、一覧表示でメニューボタンを押し、必要な写真をセレクトする。まとめて書き込む必要がなければ、必要な写真を見ているときにメニューボタンを押して1枚ずつ書きだすこともできる。テレビの大きな画像でみながら、家族みんなで選ぶのもの楽しいだろう。
残念なのは書き出したSDカードやUSBメモリの中身を確認する手段がないこと。PCがあればすぐに確認できるが、おもいでばこ単体で中身を確認する手段を用意して欲しかった。
以上のように、おもいでばこはPCなしでデジタルカメラの写真を活用したい人にはたいへん便利な機器となるだろう。
PCなしで写真の保存やセレクトができ、大型テレビでみんなで見ることもできる。必要ならテレビ画面上でファイルを選び、メモリカードに書き出してプリント屋さんに持ち込んだり、人に渡したりすることもできる。
しかし、すでにPCで写真データを活用できる人には物足りない点があるのも事実。バッファローというPC周辺機器メーカーの製品だが、対象ユーザーはPCが苦手な人というデバイスであることだけは間違いない。購入の際はスペックやできることを十分に確認した上で検討すべきだろう。
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