GoogleがMotorola Mobilityの買収に関して、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)に承認を申請している。判断が下されるのは年明けになりそうだ。
現地時間11月28日にECのウェブサイトに掲載された情報によると、Googleから同買収計画に関して11月25日に正式通知があったという。これに対し、ECは今後数週間をかけて買収案を検討し、2012年1月10日までに判断を下すとしている。
Googleは今年、Motorola Mobilityを125億ドルで買収する計画を発表した。買収を完了させるためには、EUに加えて米国の規制当局の承認も得なければならない。
過去数カ月の間に、GoogleはMotorola Mobility買収後の計画を明らかにしてきた。Googleの説明によると、買収は一部で憶測されたようなハードウェア事業参入ではなく、単にMotorola Mobilityの特許を取得することが目的であって、買収後もMotorola Mobilityは独立した運営を続けられるという。
Googleの「Android」担当責任者Andy Rubin氏は、10月の取材で次のように述べている。「Motorolaの買収によって、Googleがハードウェア事業に参入するとは考えないほうがいい。これは互いに対等な立場での買収になる。(中略)Motorolaが何か特別な扱いを受けることはない」
一方の当事者であるMotorolaの株主は買収を大歓迎している。今月行われた株主投票において買収は99%の賛成票を集めて承認され、2012年初めの買収完了へ向けた準備は整った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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