Appleが日本の裁判所に対し、特定のサムスン製モバイル端末の販売差し止めを求めている。
Reutersによると、両社間で進行中の特許紛争に新たな展開があり、Appleが東京地方裁判所に提訴し、サムスンのスマートフォン「Galaxy S」および「Galaxy S II」とタブレット「Galaxy Tab」の日本での販売を禁止するよう求めているという。
Reutersは「この件に詳しい情報筋」の話として、日本時間9月7日に最初の審理が行われたと報じた。ただし、この新たな法廷闘争が実際に始まったのは、Appleが日本でサムスンを提訴した8月23日だ。訴状のなかで、Appleは1億円(130万ドル)の損害賠償と3機種の販売差し止めを求めている。
これは、両社間で応酬が続く特許侵害訴訟の新たな一手にすぎない。Appleは、サムスンのスマートフォンとタブレットがそれぞれ「iPhone」および「iPad」のインターフェースとデザインを違法に模倣していると主張して、2011年4月に初めてサムスンを提訴した。
これを受けてサムスンはすぐに日本とドイツの両国で反訴し、モバイルおよび無線技術に関する同社の一部の特許をAppleが侵害していると主張した。こうした動きが引き金となって、Appleがサムスンの反訴にさらに反訴する形で8月23日に日本で訴訟を起こすことにつながった。
日本以外では、米国、オーストラリア、韓国、欧州など、世界各地でAppleはサムスンを提訴している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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