サムスン訴訟で「ドコモの端末販売に支障はない」--NTTドコモ山田社長

 NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏は9月8日、新製品発表会でAppleによるサムスンへの特許侵害訴訟について、「結論から言うと私どもの端末販売には支障はない」と語り、日本でのGalaxy Tab 10.1の販売には影響しないことを強調した。

 Appleはこれまで、Galaxy Tab 10.1がiPadの特許を侵害しているとして数カ国で訴訟を起こしている。また、9月7日までベルリンで開催された家電ショー「IFA 2011」で、サムスンは裁判所からGalaxy Tab 7.7に対する販売差し止め命令を受けており、展示ブースから同端末を撤去している。

 これについて山田氏は、「ヨーロッパと日本では特許の案件の状況が違う」とコメント。また、Appleは日本サムスンとサムスンテレコムジャパンも提訴し、1億円の損害賠償を求めている。こちらについても「サムスンから販売に支障はないと聞いている。注意深く見守っていることは事実だが、ドコモの販売に支障をきたすものではないと思っている」と語った。


NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏

◇Appleによるサムスンへの特許侵害訴訟の動き
サムスン「GALAXY Tab 10.1」、EUでの販売に仮差し止め命令
「GALAXY Tab」、欧州での販売差し止めが独以外で解除
サムスン、アップルに反論--材料は「2001年宇宙の旅」
サムスン「Galaxy S」、オランダ裁判所が仮差し止め命令
サムスン、豪州での「Galaxy Tab」発売を延期
サムスン、IFA展示ブースから「Galaxy Tab 7.7」タブレットを撤去
「アップルはiPad販売情報の開示を」--対サムスン訴訟で豪判事
アップル、日本でもサムスンを提訴--Reuters報道.

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]