ただ、Microsoftは30台のPCで起動時間がある程度、または大幅に向上したことを示す興味深いグラフを公開している。
これらの例がどれだけ実情を反映しているかは不明だ。例えば、これらのシステムのうち、標準的なユーザーがインストールしているゲームやワードプロセッサ、ユーティリティ、プリントドライバ、ウェブブラウザを搭載しているものは何台あったのだろうか。また、同グラフにおけるWindows 7の最長起動時間は約73秒となっているが、筆者のクアッドコアのDell製ノートPCがユーザーセッションの開始も含めて安定するまでにはそれ以上の時間がかかる。
Aul氏は新しいプロセスにおける多くの変更点を詳細に説明しているが(さらに詳しい情報へのリンクはこちら)、簡潔に言うと、Windowsは完全な再起動を行う間も、システム休止のテクノロジによってOSのより深いところにあるカーネルコンポーネントを保持している。
もう少し分かりやすく説明するために、ユーザーがWindowsマシンの使用を停止したときのマシンの動作について、3つの可能性を以下に紹介する。
新しい再起動プロセスでは再起動の実行前からOSのコア部分を保持するが、ハードウェアを初期化して、ドライバをゼロから読み込み、ユーザーログインセッションを最初から開始する。
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