MicrosoftのプレジデントであるSteven Sinofsky氏は米国時間8月15日のブログ投稿で、「Windows 8」が数カ月以内にプレリリース段階に達する予定であることを明かした。
プレリリース版という用語は若干定義があいまいだが、Sinofsky氏が言及しているのはWindows 8のベータ版である可能性が高い。なぜなら同氏は、Microsoftが「数カ月以内にプレリリース版をテストすることになる人々と率直な対話を始めたい」と述べているからだ。
新しいブログシリーズ「Building Windows 8(Windows 8の構築)」のターゲットを顧客と開発者、および一般ユーザーに定めたSinofsky氏は、15日の投稿の中で断片的な情報を提供したが、詳細はほとんど明かさなかった。ただ同氏は、「われわれがこれまでWindows 8に関する情報をほとんど公開してこなかったことについて、人々が不満を表明している」ことを認めている。
ほかにもSinofsky氏は、「Windows 8ではWindowsを根本から考え直している」と述べたが、Microsoftが既存の全ての「Windows 7」PCおよびハードウェアでWindows 8をサポートするつもりであることも強調している。
今回のブログ投稿「Welcome to Building Windows 8(Windows 8の構築へようこそ)」で具体的な情報はほとんど明かされなかったが、Sinofsky氏はこれからの数週間でもっと多くの情報を公開していくと約束した。
「Windows 8には非常に多くの要素が詰め込まれており、Windows 8は非常に多くのユニークで重要なレンズを通して見ることが可能だ。そのため、われわれは時間をかけて可能な限り多くこうした話題に言及し、弊社がWindowsをこうした方向に導いた理由について共通の理解を築き上げたいと考えている。そこでこれからの数週間、われわれは具体的な機能についての話を始めるつもりだ。さまざまな観点を考慮すると、その話を始めるのにこのブログ以上に適した場所はないからである。基本的な機能からユーザーインターフェースやハードウェアサポートなどに至るまで、読者にとって重要なことがあれば、われわれは何らかの形でそれに言及することを約束する」(Sinofsky氏)
B8ブログ(Sinofsky氏はこのブログをそう呼んでいる)は定期的にアップデートされ、Microsoftのさまざまな担当者がWindows 8の開発に関する最新情報を共有していく予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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