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アドビ、Iridasからデジタル動画関連の資産を買収

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2011年09月12日 11時48分
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 Adobe Systemsは米国時間9月8日、Iridasのテクノロジおよび従業員の取得を通してAdobeのデジタル動画ソフトウェアを強化すると発表した。

 Adobeの動画ソフトウェアである「Premiere Pro」と「After Effects」はハイエンドのユーザー向けに設計されており、同社は動画撮影の普及が進む中で、それらのソフトウェアに多額の投資を行っている。動画撮影が可能な一眼レフカメラ、とりわけキヤノンの「EOS 5D Mark II」の登場により、多くのユーザーが比較的手ごろな価格で動画撮影用機材を入手できるようになった。

 「Iridas Speedgrade」ソフトウェアはさまざまな方法で動画の画質を高める機能を提供する。特にカラーグレーディングと呼ばれる機能を利用すると、動画の色調に独特の外観を持たせることが可能だ。例えば、映画「マトリックス」シリーズの緑がかった登場人物を思い浮かべてほしい。カラーグレーディングは動画に雰囲気と感情を加える手段として、よく用いられている。

 Adobeはニュースリリースの中で、今回の買収は動画における昨今のおそらく最も明白なトレンドである3Dに寄与するだろう、とも述べた。

 Adobeのプロフェッショナルビデオ担当ゼネラルマネージャーであるJim Guerard氏はブログ投稿の中で、「Iridasの買収によって、『Production Premium(Premiere ProとAfter Effectsを含むスイート)』は包括的なツールセットを備えるようになり、動画編集者はプロフェッショナルな映画やテレビを含むあらゆる種類のコンテンツの色と光を補正できるようになると思われる。高度なカラーグレーディングは、弊社のProduction Premiumユーザーからの要望が最も多い機能だ」と述べた。

 Iridasの資産買収によって、Adobeはハイダイナミックレンジ(HDR)とRAW動画についても恩恵を得ることになる、とAdobeのTodd Kopriva氏はブログ投稿の中で述べた。HDR写真と動画の撮影は現在急速に進化中の流行テクノロジで、技術的には難しいとされるシャドウとハイライトの両方を詳細に記録しようとする。HDRの写真および動画の撮影は技術的に難しい。RAW動画はカメラの画像センサから未加工のデータを取得して使用する。このため、カメラの中で加工されたものよりも優れたダイナミックレンジとカラーの実現が可能になる。ただし、RAW画像は撮影後に必要な加工が多くなる。

 今回の買収条件は開示されていない。Kopriva氏は同テクノロジが具体的にどのように組み込まれるのかについて、コメントするのを控えた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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