ブラウザとウェブ開発の専門家であるDion Almaer氏は8月23日、FunctionSourceブログでこの動きに言及し、この変化は朗報だと語っている。
「過去数週間、Android版WebKitの厄介なバグに対処するチームの様子を見ていたので、Android版WebKitがよりChromeに近づくという多くのニュースを目にしたことは非常に喜ばしい。Android版WebKitで手の込んだウェブアプリケーションを動かそうとすると、至る所に難所が待っている」(Almaer氏)
言い換えれば、同氏はChromeとAndroidブラウザを引き離している一部の互換性の問題が減少すると期待している。
Googleはブラウザのブランディングプランについてはコメントしないようで、8月23日に発表された声明では以下のように語っている。
AndroidブラウザとChromeはすでに、WebKitレンダリングエンジンや「V8」JavaScriptエンジン、HTTPスタックなど多くのコードを共有している。われわれは両者が今後より多くのコードを共有していくことを期待しており、実際に、GoogleのWebKitポート一本化を目指して行ってきた努力は調和し始めている。それ以上は、現時点で語ることはない。
筆者にとっては、2011年中にリリース予定のAndroidの次期バージョン「Ice Cream Sandwich」がブランディング変更の絶好の機会と思われる。このモバイルOSは、携帯電話機向けAndroid 2.xとタブレット端末向けAndroid 3.xとの間に現在見られる溝を埋めるとともに、Android用アプリケーションのプログラマーがより簡単に複数端末のサポートを行えるように設計されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ドコモビジネス×海外発スタートアップ
共創で生まれた“使える”人流解析とは
働くあなたの心身コンディションを見守る
最新スマートウオッチが整える日常へ
Copilot + PCならではのAI機能にくわえ
HP独自のAI機能がPCに変革をもたらす