Appleの「iCloud」サービスの提供が間もなく開始されようとしている。そして同サービスの利用を考えている人は、無料の5Gバイトは十分な容量なのか、それともAppleの有料追加ストレージプランの1つにアップグレードする必要があるのか、知りたくなるだろう。
Appleが2011年秋に登場予定とだけ話している同サービスの提供開始を前に、筆者も同じ疑問を抱くようになった。同社が5Gバイトは「十分な容量」だと主張していることを考えるとなおさらだ。
5G以上の容量が必要なユーザー向けに、Appleは年額20ドル、40ドル、100ドルの3種類のストレージプランを提供する予定で、それぞれ10Gバイト、20Gバイト、50Gバイトの容量を追加できる。ストレージを目いっぱいまで使用している「iOS」デバイスを複数所有する筆者は、自分にどのプランが必要になるのか知りたいと考えた。現在、開発者のテスト用にiCloudのベータ版が公開されているので、筆者は自分に必要なプランを探ってみた。
一言で言えば、1つのアカウントで複数のiOSデバイスを利用しているユーザーにとって、5Gバイトは必要以上の容量であるようだ。ただし、一部のアプリケーションがその制限を超える容量を消費し、バックアップの妨げにさえなる可能性もある。
筆者は「Rdio」で痛い目に遭い、それを学んだ。Rdioはサブスクリプション型の音楽サービスで「iPhone」および「iPad」用アプリがあり、デバイス上に音楽を保存できる。両方のデバイスに同アプリをインストールしていると、それだけでバックアップ用に空けておいた筆者のiCloudストレージの60%以上が占領されてしまう。さらに悪いことに、最初に有料プランの1つに移行しないと、筆者がバックアップしたかった2つ目のデバイスで、iCloudのバックアップを起動することさえできなかった。その理由、そして筆者がそれを回避した方法については、少し後で説明する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」