台湾のDigiTimesは情報筋の話として、Microsoftが2012年末までに独自の「Windows 8」搭載タブレットを発売することを検討している可能性があると伝えている。
このうわさが現実となれば、同社はハードウェアの供給においてTexas Instruments(TI)と台湾の機器メーカー数社と提携してタブレットを製造するという。
米CNETがこの報道についてコメントを求めたところ、Microsoftの広報担当者は「現時点で発表することはほかに何もない」と述べた。
新しいタブレットは、「Xbox 360」や「Zune」メディアプレーヤー、「KIN」スマートフォンといった製品に対するMicrosoftのブランド戦略が適用されると報じられている。
つまり、同記事によると、Microsoftは独自タブレットの開発を「静かに」進めるとともに、他のベンダーによるそのベンダー独自のWindows 8タブレットの発売についても協力する予定だという。Microsoftが独自ブランドのタブレットを発売することを他のベンダーはあまり快く思わないかもしれないが、それによって同社の決断が左右されることは短期的にはないだろうとDigiTimesの情報筋は述べている。
Microsoftに対する不満がすでに寄せられている。Acerのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)は先週、Microsoftが新タブレットのプロセッサを提供するIntel、AMD、Texas Instrumentsなどの企業からチップ供給を受けることのできるWindows 8タブレットメーカーの数を制限するという、メーカーに対する「やっかいな」制約を課していると批判した。
Microsoftは先週のD: All Things Digital(D9)カンファレンスで、タブレット向けWindows 8のデモを披露したが、この新OSを搭載するタブレットの出荷は2012年以降になりそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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