Googleは米国時間8月12日、個々のユーザーの「Google+」コネクションによる公開投稿をそのユーザーの検索結果に対して表示することを開始予定だと述べた。
この新機能は、Googleアカウントにサインインしたユーザーのみを対象とし、個々のユーザーの好みに合わせて検索結果を調整することを目的としている。あるユーザーがあるリンク(レストランのウェブサイト、ニュース記事、または小売店のサイト)についてGoogle+に投稿する場合、そのユーザーのGoogle+コネクションもそのサイトを参照したいと思う可能性が高いだろうというのがその考え方である。
Googleの製品マネージャーを務めるSagar Kamdar氏はブログ投稿で、同氏のGoogle+ Circlesに含まれる1人のコンタクトが、ニューヨーク市にある中国料理のレストランについて投稿するという例を挙げた。Kamdar氏がレストランを検索すると、そのレストランのリンクの下に、同氏のコネクションがこのレストランに関する投稿を公開していることを示す記述が表示される。
「これで私は、ウェブ上の有用なレビューを得るだけでなく、レストランに対する友人のレビューも参照し、どの料理を注文するかというお奨め情報を得ることができる」とKamdar氏は記している。
長年にわたってウェブ検索のパイオニアとして君臨してきた同社にとって、これは遅れを取り戻すための動きのようなものである。Microsoftの「Bing」は2011年5月、Facebook上の友人が「Like(いいね!)」を押している検索結果を優先するという、類似の機能を提供開始している。Bingでこの機能を利用するには、ユーザーはFacebookにログインする必要がある。また、Facebookの友人が、例えばある店舗に対する(親指を上げた)「Like」アイコンをクリックすると、その店舗がユーザーのBing検索結果に表示され、リンクの下には友人の画像と、その人が「これをいいねと推奨している」ことを示す記述が表示される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」