Googleは、Appleが先週リリースした「Mac OS X」の新しいバージョンである「Lion」で変更されたマルチタッチジェスチャに再度対応するために、「Chrome」の新しい開発者向けバージョンをリリースした。
Lionでは、3本指による左右のスワイプによって、異なるフルスクリーンのアプリケーションまたはデスクトップ間を移動する。Chromeでは3本指のスワイプを閲覧履歴の前後移動に使用しているため、両者のジェスチャが競合していた。
しかし、Googleは米国時間7月26日、「Chrome 14.0.835.0 for Mac」(および「Chrome 14.0.835.0 for Linux」と「Chrome 14.0.835.2 for Windows」)をリリースし、Apple製端末における閲覧履歴の前後移動のためのジェスチャを2本指スワイプに変更した。修正された操作は、筆者の「MacBook Pro」で正しく動作したが、一般ユーザー向けに「Chrome 14」の安定版がリリースされるのは数週間後になるだろう。
ChromeチームのメンバーであるJason Kersey氏が今回の新バージョンについて記したブログ投稿によると、同バージョンには、ブラウザとウェブサーバ間の高速通信メカニズムである「Web Sockets」用の新しい通信プロトコルのサポートも追加されている。
また、Chromeにおける複数のユーザープロフィールのサポートにも微調整が加えられた。これによりユーザーは、異なるオンラインユーザーとしてウェブを使用することができるようになる。複数プロフィールのサポートは、初期の段階でChromeに存在していた機能だが、長期にわたって開発が中断されていたため、削除されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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