「Mac OS X Lion」レビュー--注目の新機能を解説(後編) - (page 3)

Jason Parker (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年07月25日 12時54分

 メッセージ内に表示される新しいフォーマットバーを利用すると、フォントの変更やフォーマットされたリストの作成を簡単に行うことができる。ほかにも、ワンクリックでアーカイブを作成する新機能が搭載されており、1通または複数のメッセージをアーカイブすることが可能だ。その後、Mailアプリケーションがユーザーに代わって自動的にアーカイブフォルダを作成する。

 Mailは、今回のアップデートで注目のアプリケーションだ。素晴らしい検索ツール、iPadのMail同様のレイアウト、スレッド機能などが加わっている。Macユーザーお気に入りのアップグレードの1つとなるだろう。 Mailは、今回のアップデートで注目のアプリケーションだ。素晴らしい検索ツール、iPadのMail同様のレイアウト、スレッド機能などが加わっている。Macユーザーお気に入りのアップグレードの1つとなるだろう。
提供:Screenshot by Jason Parker/CNET

 Mailの検索機能は大幅に改善され、Mailアプリケーションのすべてのユーザーにとって有益なものになった。ユーザーが文字を入力するにしたがって、Mailは受信ボックス内の情報を基に候補を追加していく。その後、表示された候補をクリックすると、その検索語の外形を丸くグレーで表示した「検索トークン」が作成される。別の検索語を入力すると、検索トークン内の文字を含むメッセージだけを対象に検索を行う。これらの追加機能により、名前を使って検索し、その後、月、件名の順に絞り込んでいって、これらの基準を満たす結果のみを表示させることができる。Googleのメールは既に非常に強力な検索エンジンを備えているが、Appleはトークンを採用したことで、はるかに具体的な検索を実行できるようになった。

 AirDrop:どのようなコンピュータを使っていようと、同じネットワーク上にいる友達や同僚にファイルを迅速に送信するには通常、電子メールクライアントを開いて電子メールを作成し、ファイルを添付して、送信する必要がある。多くの企業はこの作業を少し簡略化するためにオンラインストレージなどを利用しているが、その場合もいくつかの手順が必要だ。Lionでは、「AirDrop」により、全く面倒なくこのプロセスを実行できる。ファイルを送信したいときは、「Finder」メニューの左のナビゲーションフィールドにある「AirDrop」を押すだけでいい。すると、ローカルWi-Fi上で自分の周りにいるユーザーがグラフィカルに表示される。その画面で、ファイルを同僚のアバターの上にドラッグアンドドロップすると、即座にファイルを送信することができる。職場環境でMacを使っている人なら、このシンプルではあるが重要な新機能を重宝するだろう。

 Lionの新しいローカル共有機能は、近くにいるユーザーをすべて表示してくれるので、送付するファイルを素早くドラッグ&ドロップできる。AirDropを使えば、ファイルを送信するためのだけに、いくつもメニューを進んで行くことや、電子メールを書いたりする必要はなくなる。 Lionの新しいローカル共有機能は、近くにいるユーザーをすべて表示してくれるので、送付するファイルを素早くドラッグ&ドロップできる。AirDropを使えば、ファイルを送信するためのだけに、いくつもメニューを進んで行くことや、電子メールを書いたりする必要はなくなる。
提供:Screenshot by Jason Parker/CNET

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