6月に45億ドルで売却されたNortelの特許ポートフォリオが、買収のために共同出資した企業のコンソーシアムによってどのように管理されるのかという点については、依然として多くの謎が残るが、Appleが今回の取引に投じた金額は公表されている。しかも、公表された数字は途方もない金額だ。
Business Insiderは米国時間7月21日朝、20日に米証券取引委員会(SEC)に提出されたAppleの四半期報告書から、同社の出資総額の記載を発見した。出資総額は契約上の義務に関する項に書かれていた。
「2011年6月27日に、コンソーシアムの構成企業として、総額45億ドルに及ぶ買収価格でのNortelの特許ポートフォリオの買収に参加した。弊社の出資額は約26億ドルである」
Appleは、今回の取引はまだ規制当局の承認を得る必要があると記している。米国およびカナダの裁判所は、7月に開かれた合同公聴会で売却そのものを承認した。
Nortelの特許ポートフォリオは6月下旬に、Apple、EMC、Ericsson、Microsoft、Research In Motion(RIM)、およびソニーで構成される技術企業のコンソーシアムに売却された。同コンソーシアムは、IntelやGoogleといった競合相手を退け、Nortelの知的財産を45億ドルで落札した。この知的財産には、無線や無線4G、データネットワーキング、光学、音声、インターネット、半導体といった技術の特許および特許出願が含まれる。Googleは、4月に9億ドルの現金を提示し、真っ先に入札していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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