Googleは同社ソーシャルネットワークのユーザー数を拡大することについて、自信を深めているようだ。「invite people to Google+(他のユーザーをGoogle+に招待)」ボタンが1日以上ユーザーに見える状態になっているのだ。
このボタンは米国時間6月28日のGoogle+の公開開始以降、短時間表示されて、また消えるということを繰り返していた。したがって、Googleがボタンをずっと表示するようにしたことは、急速なユーザーベース拡大に対する同社の懸念が弱まったことを示している。もちろん、同社は今でも提供する招待状の数や、招待状を受け取った新メンバーに対する登録許可の数を制限することができる。しかし、7月8日以降、筆者が比較的容易に人々を同サービスに招待できるようになったことは、Googleが制限を緩めていることの表れだろう。
Googleは先週、招待ボタンを一時的に表示したとき、Google+のユーザーベースを最初のベータテスト時の2倍に増やすと述べていた。
当初、Google+の招待状はGoogle従業員とメディア関係者、および一部の熱狂的なユーザーのみに送られたが、その需要は高かった。自分の友達を招待したいユーザーは、回りくどくて幾分信頼性に欠ける、電子メールによる通知手法に頼らざるを得なかった。
もちろん、招待プロセスを開放したとはいえ、誰もが自分で自由に登録できるようになるまでには、まだ長い道のりがある。こうしたプロセスを採用することで、成長のペースを抑え、ボットやスパマーが同システムを汚染し始める可能性を低くすることができる。また、自分のソーシャルサークル内にユーザーが1人もいないまま同サービスに姿を現す問題も避けられる。
Googleは現時点でのGoogle+のメンバー数を公表していないが、エグゼクティブチェアマンのEric Schmidt氏は先週、数百万人規模だと述べている。一方でFacebookは、数億人のメンバーを抱えている。
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