Facebookのビデオ通話は本当に「すごい発表」だったのか

鳴海淳義 (編集部)2011年07月07日 16時43分

 Facebookが7月7日にSkypeと提携し、ビデオ通話機能を追加した。これは同社CEOのMark Zuckerberg氏が1週間前から「すごい機能が出る」(“launch something awesome”)と喧伝していたものだ。

 ユーザーはチャットウィンドウの上部にあるビデオ通話ボタンをクリックするだけで通話を開始できる。わずか2クリックでFacebook上においてビデオチャット機能が利用できるシンプルさが特徴だ。ビデオ通話機能は70の言語で順次提供され、今後数週間のうちにFacebookの全ユーザーが利用できるようになる予定。

 Facebook日本法人のPRを代行しているビルコムのオフィスで、Facebookのビデオ通話チームのエンジニア、Philip Su氏とのテレカンファレンスの場が設けられた。

 Su氏は、スマートフォンをはじめとしたモバイル端末への対応も検討していると述べた。日本ではビデオ通話が多くのインターネットユーザーに使われているとは言えない状況だが、ビデオ通話機能の使われ方や、ユーザーからのフィードバックを見て、ローカル市場ごとのカスタマイズも考えるという。

 同社は以前から今回の新機能について期待感を煽ってきたが、実際のところユーザーはこれを本当に「something awesome」と受け止めているのだろうか。Su氏に聞いたところ、ごく少数のユーザーから徐々に新機能を適用しているので、反応についてはまだ把握しきれていないとのことだった。

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